整体 with 母
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【日記】
母さんと一緒に整体に行ってきた。札幌整体センターってとこ。電話で予約したのだが、母さんに電話してもらったのでちょっと恥ずかしい。「もしもし~、土曜に予約で。二人、息子と一緒に行くのでお願いしますー」「はいはい、年齢お聞きしてもよろしいですかー?」「私が50で。息子が25です」「あらまあ、息子っていってももう大きいですねー」絶対にマザコンのひきこもり息子に思われてる。
で、土曜の10時。母さんとえっちらおっちら歩きながら札幌駅北口へ。ちなみにこのとき、僕と母さんは腕を組んで歩いていることに注目していただきたい。違う。断じて違う。母さんが捻挫をしているので、こうしないと雪道を歩けないということで止むなくやってる。「腕組まないとあるけないー」っつって駄々をこねる母を見て、これが母じゃなければ最高なのに……と毒づきながら歩く。視線が痛い。ますますマザコンひきこもり息子属性が上がった形。というか捻挫してるのに整体っていいのか?
そんなこんなで札幌整体センターの住所にたどりつく。が、まったく見つからない。まわりを見渡すとオフィスビルが立ち並んでいるだけで、いっこう札幌整体センターなるセンターくさい建物など皆無。なんだこれ。やむなく札幌整体センターに電話をかける。おばさんが出た。「もしもし、11時に予約したY平ですけどもー。なんか近くにはいると思うんですけど、場所が分からなくって」「あー、はいはい。えっとね。そこらへんにマンションあるでしょー? そこの207号室だから」「え、マンション……あ、ありますね。でもマンションって」「そうそうそれそれ。じゃ、待ってますからねー」ガチャリ。マンションの一室にあるセンターって一体……
指定されたマンションに入ってみると、思ったより荒廃している様子。昔まだ子供だったとき住んでた団地みたいな感じ。ちなみにその団地はよく殺人事件がおこったり、小1の女子がエレベーター内で変態にザーメンをぶっかけられるとかそんな団地だった。つまりはその団地に近い匂いというのは……危険。だ、大丈夫かここは。
ピンポンして207号室に入ると、ものすごい生活感。人んちに遊びに行ったのかと勘違いするほどの生活感あふれる玄関が見えた。奥には主婦同士が大声で談笑する声。セ、センターって一体……
扉開いて待ってると、なんつーか「毎日かあさん!」みたいなおばさんが、白衣着て出てきた。「あらまあ、いらっしゃい! さあ、上がって上がって!」気さくに話しかけるおばちゃん。待合室という名のリビングルームに通される。でっかいテーブルに椅子、部屋のあちこちにごちゃごちゃと本が積まれ、隅っこの小さいラックの上にはすげえ古いMacが置かれている。ひ、人んちそのもの。ちなみに2DK。すげえ、危険ではないけどすげえ。
簡単な診断表を書いて、さっそく施術へ。整体師さんはさっきのおばさんしかいないので一人ずつだ。母さんが隣の部屋で施術受けてる間、僕はテーブルでビックコミックを読む。黄昏流星群超おもすれー。
その間、隣の部屋から聞こえてくるのは、主婦そのものの会話。「息子がどうのこうの……」「娘がどうのこうの」部屋のあちこちには整体に関する本がごちゃごちゃ落ちており、壁には整体の資格と思われる賞状が額縁に飾られている。来てよかったかもしれん。これは安心する。
整体自体もものすごくよかった。痛気持ちよかったし、終わった後なんかこう体の歪みがすっきりしたっつーか。リアルに背筋が伸ばしやすくなった。母さんは、「捻挫が治った!」とか騒いでいたが、さすがにそれは錯覚だろうと思う。いや、しかしあるいは捻挫ですら……! と思わせる何かがあのおばさんには感じられたね。と言うようなことを元彼女(看護師)に電話してみると、「そんなわけない」とバッサリ。で、ですよね。でも整体よかった。また行こう。
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